空間再現ディスプレイ(SRD)を用いた
医用画像の写実的ボリュームレンダリング(VR)法の開発

研究背景、概要、目的

CT検査は、X線を体の周りから照射して人体の断面画像を取得し、重ねることで体内構造を立体的に把握する技術である。VRとは、3次元のボリュームデータを直接的に画面に表示する技術である。CTデータに対してVRを行う用途には、たとえば医系学生への教育があり、生体標本の代替となるよう正確で写実的な表現が重要である。
そこで本研究では、より写実的で視覚的に分かりやすい3D画像を生成することを目的とする。さらに、それをSRDに表示することで、直感的に立体構造を理解できるシステムの構築を目指す。